2012年07月09日
コミュニズムではなく ソシアリズム by ゴダール
欲しかったDVDを、ついに入手した・・・・
・・・といっても、毎回がそうなんだから、
こんな台詞で驚く人は、どこにもいない。
いてもいいけれど、
いなくても、いいんだよ。
そんなことで、ぼくが動揺することはないし、
世界だって、微動だにしない。
死んだものは、もはや動くことはない。
わはははは。
ジャン・リュック・ゴダール監督作品「ゴダール・ソシアリズム」
2010年発表の最新作「ゴダール・ソシアリズム」は、
ル・モンド紙などによると、
ゴダール最後の長編劇映画か・・・なのだが、
それがどーしたんだ?
「ゴダール・ソシアリズム」は、
3楽章のシンフォニーみたいな構成。
第1楽章は、<こんな事ども>。
地中海を周遊する豪華客船ゴールデン・ウェブ号を舞台に、
スペイン内戦時に行方不明になった大量の黄金をめぐる
ミステリーを軸に話が展開する。
第2楽章は、<どこへ行く、ヨーロッパ>。
フランスの片田舎の8月4日。
4人家族の一家と動物たちが主役。
子供たちは被選挙権を主張する。
第3楽章は、<われら人類>。
ここでは、人類史を築いた6つの場を訪問。
エジプト、オデッサ、パレスチナ、ギリシャ、ナポリ、バルセロナ。
これは、第1楽章でゴールデン・ウェブ号が辿った航路だ。
そして終章でバルセロナに到着した後、
とんでもない展開が待っている。
・・・・・・・と、
これは、
某ネットに出ていたガイダンスです。
出演者のひとりとして、
あのパティ・スミスがリストされているだけで、
もう、私的同窓会みたいなイメージか生まれてしまうとはいえ、
上映時間は、わずか102分なので、
「金、返せ!」
なーんて、叫ぶ必要はなさそうです。
これ、いくらだったっけ?
おそらく、10ポンドはしなかったと思う。
だから、金返さなくていい。
正直言うと、
ゴダールは、すごい人だとは思うけれど、
そんなに好きくはない。
なんか「知」が勝ちすぎた人・・・という印象でね。
映像メディアが、
彼にとって一番適したものなのかどうか、
ふと、疑問もったりしてる。
たぶん、
肌が合わないだけのことなんだろう。
Posted by kimpitt at 20:54│Comments(0)