2012年05月09日

ルーマニアにいた  隠れた鬼才



 
    ルシアン・ピンティリー・・・・・・・
    ルーマニアの映画監督だが、
    うかつにも、これまで彼の名を知らなかった。

    
    というのは、
    嫌味な謙遜・・・である。

    
    なぜなら、
    インターネットで、日本語で検索しても、
    3-4件ヒットはするけれど、
    彼のことは、なにもわからないのだから、
    知らないことは、ごくアタリマエなのだ、
    日本では!

    
    
    じつは、3月の1日から12日まで、
    ニューヨークの現代美術館で、
    アメリカ初の上映会が開かれた。
    それで、
    すこしばかり調べてみたのだ。

    
    
    この上映会は、
    ルーマニア文化協会(ニューヨーク)、
    ルーマニア国立映画センター、
    トランシルバニア国際映画祭などとのコラボで、
    実現したという。

    
    
    これを受けて、
    5月4日から13日まで、シカゴで、
    ルシアン・ピンティリーの全11作品の、
    レストロスペクティブな上映会が、
    おこなわれている。

    
    その作品とは?
    

    SUNDAY AT 6              1965年
    REENACTMENT              1969年
    WARD 6                   1973年
    CARNIVAL SCENE           1979年
    THE OAK                  1992年
    AN UNFORGETTABLE SUMMER  1994年
    TOO LATE                 1996年
    NEXT STOP PARADISE       1998年
    AFTERNOON OF A TORTURER  2001年
    NIKI AND FLO             2003年
    TERTIUM NON DATUR        2005年

    
    
    そこで・・・・・
    好奇心がメラメラと燃えはじめたぼくは、
    YOU TUBE で検索。

    
    すると、
    「NEXT STOP PARADISE(1998)」
    全96分が、あったのだ。
    もちろん、英語字幕は、ない。

    
    しかし、字幕なしでも、
    わかることはある。
    そこで、2日間かけて、
    全96分を初見。

    
    これ、我慢して見たわけではなく、
    つい引き込まれての結果です。

    
    イケてるよ、ルシアン・ピンティリー!
    
    
    フランスのヌーヴェルバーグ的センスと、
    エミル・クストリッツア的な才覚・・・
    とでも言うべきかな。

    
    
    うーん。
    ウォン・ビンを発見したかと思ったら、
    ルーマニアのルシアン・ピンティリー!
    2012年は、すごい1年になるかもね。
    
    なにしろ、ぼくは、この2月には、
    心筋梗塞までやってのけたンダカラネー。
    プフ。

    
    
    
    

ルーマニアにいた  隠れた鬼才



Posted by kimpitt at 20:49│Comments(0)
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