2012年04月25日

心臓発作で 笑いが止まらない




 
    EPISODE 9 ■ 禁煙と減塩

    
    
    ぼくの心臓発作事件は、
    あまり苦痛を伴わなかったため、
    いのちに関わる大事件だった・・・
    という認識が欠落していて、
    「この期に及んでも、あいかわらずノーテンキ」
    という風評被害が、蔓延している。

    
    
    しかし、
    その後の生活には、
    大きな変化があった。

    
    まずは、禁煙。
    とにかく喫煙は血管を脆くするとかで、厳禁命令!
    だから、倒れたその日以降、
    タバコは1本も吸っていない。

    
    で不思議なことに、
    この禁煙が、まったく苦痛になっていないのだ。
    いや、苦痛にならないどころから、
    むしろ、快楽になっている。

    
    というのは、
    喫煙のために、ぼくは、
    「月平均 1万円」の支出を余儀なくされていたのだが、
    それがなくなって、つまり、
    可処分所得が、1万円増える結果になった。

    
    これを思うと、
    ついつい顔に微笑みが浮かんでしまう。

    
    それから・・・。
    禁煙した先輩たちの話によると、
    食欲が増進して、
    口にするものすべてがおいしく感じられ、
    その結果として、肥満街道まっしぐらの日々になる。

    
    
    ところが、ぼくの場合には、
    巧みに、これを避けることができた。
    なぜかというと、
    心臓発作、つまり血管の詰まりを防ぐために、
    厳しい食事管理を義務づけられているからだ。

    
    具体的には、
    「減塩」
    「減カロリー」。

    
    塩分は、「一日 6グラム以内」
    カロリーは、「一日 1800以内」

    
    ちなみに、日常の食品が、
    どの程度の塩分を含んでいるかというと、
    「醤油ラーメン 5-6グラム」
    「カツ重    4-5グラム」
    もうこれだけで、
    一日の許容量に達してしまう。

    
    また、
    たとえば、食パンや胡椒にも塩分が含まれているし、
    トマトジュースですら、その例外ではない。

    
    ということから、
    「醤油ラーメンを食べなくても、
    普通の食事をするだけで、
    いともたやすく6グラムは突破してしまう」

    
    だから、
    たとえば血圧の高い人などには、
    「サシミは、醤油をつけずに食べる」
    という人もいて、ぴっくり仰天した。

    
    もともとぼくは、サシミが好きではないのだけれど、
    そのサシミを、素のまま食べるとは!
    まるで、犬か猫みたいな食生活ではないか!
    (ぼくは、牛肉が大好物だけれど、
    生肉をなにもつけずには食べることなど、
    逆立ちしてもできない)

    
    
    そういうことで、
    塩抜きの食事の、なんと味気ないこと!
    もう食が、まったく進まなくて、
    必然的に、華麗なるダイエット生活になってしまった。

    
    禁煙のコツは、減塩に限る!
    減塩を厳しく守ろうとすれば、
    食欲などなくなってしまうのです。

    

    ヤッホー!
    小遣いが1万円増えて、
    体重が、1か月で4キロ、スリムになった。

    
    もう、笑いが止まりません。
    
    
    
    
   




Posted by kimpitt at 19:37│Comments(0)
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