2012年04月21日
EPISODE 8 ■ 踏み込まれた現場

EPISODE 8 ■ 赤裸々な告白
静岡私立静岡病院東館760号病室。
そこでの、ぼくのベッドの隣人は、
Oさんだった。
ふたりは、ロック好きという共通点があって、
やたらにしゃべるようになった。
どういう話の流れでそうなったのか、
まったく記憶はないのだけれど、
話題はセ〇クスのことになって。
Oさんいわく、
「女は、すごく敏感というか、勘が鋭いよね」
「よく、そう言われるけど、経験はない」
「俺、あるんだよ」
「そうなんだ・・・なにか思いあたることがある?」
問い詰めたりする気はサラサラなかったんだけれど、
Oさんの告白が始まった。
ある日彼は、家にいた。
彼女は、いつものように仕事があって、
職場へ出かけていた。
昼過ぎに彼は、
女を呼んでいて、一戦やるつもりでいた。
やがて女がやってきて、
二人が下半〇を露出したとき、
家の前で、バイクの急ブレーキの音。
バイクが止まったかと思うまもなく、
階段を駆け上がってくる足音。
彼の彼女が、仕事を抜け出して、
突然、家へ戻ってきた。
早い話、
夫の不〇の現場へ足を踏み込んだことになる。
ただし、二人が正式の夫婦なのか事実婚なのかは、
確認しなかった。
裸になっていたのは、
知っている女だった。
半狂乱になった急襲女は、
わめきチラシながら失〇。
そこで不〇女は、
「これから3人で遊ぼうよ」
Oさんいわく、
「俺が不〇するのを、
彼女は察知していたんだ。すごいよ」
ぼくは、
うわべは冷静に聴いていたけれど、
まさかそんな話になるとは夢想だにせず、
内心では、あわてまくっていた。
それにしても、
まるで相撲か野球の話でもするみたいに、
さらりと体験を語ってしまう彼に、
しんそこ驚いた。
そのとき〇禁してしまった彼女は、
昨日も一昨日も、
仕事が終わると、
甲斐甲斐しく見舞いにやってくるのだ。
ふーむ。
Posted by kimpitt at 17:36│Comments(0)