2012年04月16日
EPISODE 5 ■ 心筋梗塞とは なにか
EPISODE 5 ■ 心筋梗塞とは なにか
そもそも、心筋梗塞とは、なにか?
近親○姦についての知識・経験はあっても、
心筋梗塞については、なにも知らない・・・
というのが、凡庸な人民の実態だろう。
そこで、基礎知識。
心筋梗塞とは、
動脈硬化で狭くなった冠動脈の内側に、
血栓(血の塊)ができて、血液が送られなくなり、
心臓の筋肉が壊死することをいいます。
心臓の筋肉は、
血管が完全に詰まって20分後くらいから、
血液が十分に行き届かなくなり、それによって、
心臓の機能が低下したり、脈か乱れたりするようになります。
そして、詰まった冠動脈を再開通させる治療は、
早ければはやいぼど良く、
6時間以内なら、
ダメージを最小限に抑えることができるそうです。
ちなみにぼくの場合は、
30-40分で病院に到着し、
すぐにオペ室に入れられましたから、
早いというより、早すぎたのかもしれません。
で、
詰まった冠動脈を再開通させる治療とは、
☆冠動脈に詰まっている血栓を吸引して除去する
☆先端にバルーンの付いたカテーテルを冠動脈にいれて、
血管の狭い部分を広げる
☆冠動脈の狭い部分にステント(網目状の金属性チューブ)を入れ、
血管を押し広げる
これらの手術は、
足の付け根や腕の血管からカテーテルを通して行い、
開胸手術をするわけではありません。
ですから、患者はラクなのですが、
モニターを見ながらの非常に細かい作業になるため、
医師にとっては、かなりの困難を伴うそうです。
ぼくの場合には、
冠動脈2本にステントが入り、
残りの1本は、70%の機能が生きているため、
そのままになったようです。
Posted by kimpitt at 20:20│Comments(0)