2012年01月26日
フーゾクへ行こうとしていた人に 受賞の知らせが
また、芥川賞が、発表されました。
前回も、
「フーゾクへ行こうとしていたら、知らせが届いた」
と公言するほど個性的な人、
中卒の西村賢太さんが受賞しましたが、
今回も、またまたユニークな人です。
2人受賞したうちのひとり、
田中慎弥さんは、
4歳のときに父を亡くし、
そのあとずっと、母親と2人暮らし。
アルバイトも含め、一度も職についたことがなく、
受賞時には、
「石原都知事閣下のために、もらってやる」
と、うそぶいたそうです。
そして、名指しされた石原都知事は、
今回かぎりで、
都知事ではなく、芥川賞の選考委員を辞任するとか。
もうひとりの受賞者は、
円城 塔さんという人で、
彼は、東北大・東大大学院で、
物理学を専攻したという、
これまた、風変わりな人で。
前回、西村賢太さんのときも、
受賞者は2人で、
朝吹なんとかいう名前で、
彼女は、慶応大学大学院だったかな、
とにかく葉山に別荘をもっていたお金持ち?の、
お嬢さん。
こうして比較すると、
このごろの芥川賞は、
お金持ちと貧乏人、または格差と貧困に自覚的で、
その話題性で、うすれゆく存在感を、
取り戻そうとしているかのように見えます。
なお、
田中慎弥さんの「共喰い」は、
1月26日に、発売されました。
受賞作「共喰い」と、
「第三紀層の魚」の2編が収録されていて、
わずか、1000円。
彼の文章では、
「・・・・」という話言葉の最後に、
「。」がついているのが特徴です。
慣れないと、けっこう邪魔臭かったりします。
また、新聞広告には、
彼の顔写真が大きく載せられていますが、
なんか目が座っているみたいで、
やはりフツーの男ではなにさそうです。
つい、期待しちゃうし、応援したくなります。
爆笑。
Posted by kimpitt at 17:16│Comments(0)