2012年01月22日
ニーチェは 馬を見て 発狂したとか?
哲学者で、一番有名なのは、
日本では、誰だろうか。
カント?
キルケゴール?
ハイデガー?
レヴィ・ストロース?
ヴィトゲンシュタイン?
デリダ?
ソクラテス?
ひょっとして、
もしかして、
ニーチェではないだろうか。
なにも根拠はないけれど、
2月11日から東京て公開される映画は、
「ニーチェの馬」。
監督は、あのタル・ベーラ!
そうです。
「ベルクマイスター・ハーモニー」
「サタンタンゴ」
などで、
鬼才の名を欲しいままにしているハンガリーの映画監督。
日本で劇場公開されたのは、
「ベルクマイスター・ハーモニー」と、
「倫敦から来た男」の2作のみだが、
赤坂の国際基金フォーラムでは、
「ベルクマイスター・ハーモニー」が上映された。
この作品を赤坂で見たぼくは、
のちに、英国からDVDを、取り寄せた。
そして、そのほかの日本未公開の初期の作品も、
同じく英国から取り寄せて、DVDを持っている。
それでは以下に、
サイトからの転用で、作品の概要を記しておこう。
「ニーチェの馬」 The Turin Horse / A torinoi lo
ハンガリー、フランス、スイス、ドイツ / 2011 / 154分
監督:タル・ベーラ (TARR Bela)
配給:ビターズ・エンド
主人公は人里離れた荒野の中の一軒家で暮らす初老の男、その娘、
そして年老いた馬。映画は彼らの日常生活を描写するが、時おり訪れ
る人々がいる以外、これといった事件は起こらない。男は、ついに娘
と馬を連れてこの家を出てゆこうと決意する。だが、2人と1頭の道
のりは、吹きすさぶ強烈な風のために過酷なものとなる......。
美しいモノクロ映像、驚異的な長回し、説明的台詞の欠如などに代
表されるタル・ベーラ特有の美学的スタイルが極限まで追求され、見
る者を圧倒する傑作。
「落ちる人」などで映画監督としても活躍するフレッド・ケレメン
が前作に続いて撮影を担当した。
原題の「トリノの馬」とは、1889年、イタリアのトリノを訪れてい
た哲学者ニーチェが、通りで馬が御者にひどく鞭打たれているのを見
かけてそれを止めに入り、その後発狂したという故事のことをいう。
本年のベルリン映画祭コンペティションで上映され、銀熊賞(審査
員特別賞)を受賞した。
★じつは、もうひとつ見たい作品は、ある。
モンテ・ヘルマンの「果てなき路」
21年ぶりとかの新作が、いま、
イメージ・フォーラムで、公開されている。
親友のKは、「見たよ」とメールをくれた。
いわく「彼はジジイなのに、永遠の映画青年だ」
わはははは。
コンチクショ!
Posted by kimpitt at 12:57│Comments(0)