2012年01月11日

グレン・グールドは 俺のライバル  なんちゃって



 
    
    ぼくが持っているクラシックのCD・DVDで、
    アーチスト別ていけば、
    一番枚数が多いのは?
    
    シャーン!
    それは、グレン・グールドです。
    たぶん。
    
    CDは、ボックス・セットを持っているし、
    DVDも、数年前に発売されたボックス・セットを持っているし、
    それに加えて、
    ライブ録音のビデオも、映画も、
    何本か持っています。
    
    そして、本も数冊。
    
    
    彼のユニークな演奏も好きだけれど、
    ユニークすぎる演奏態度は、めちゃんこ好きだし、
    それよりなにより、
    その超人的な生きかたに、ものすごく惹かれます。
    それは、ある種性的な魅力・・・と言いたいほどです。
    
    
    ということで、
    「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」は、
    見ました。
    もう、息をつめるがごとくに、
    1秒たりとも見逃したくないと、
    108分、スクリーンを凝視し続けました。
    
    で、見終わっての結論・・・
    ほんとうに彼は、超絶的な変人だ。
    これは、最高の賛辞のつもりです。
    
    彼は、1982年10月4日に、
    脳卒中で他界しましたが、
    晩年は、もう完全にパラノイアになってしまい、
    抗うつ剤などの薬物中毒になっていたとのこと。
    
    
    この「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」は、
    近親者の証言を組み合わせて、
    彼の実像に迫ろうとしてものですが、
    作品としては、まあまあ。
    しかし、とにかくさまざまな証言はじつに貴重で、
    ファンにとっては、たまらない作品といえるでしょう。
    
    
    トロントで開かれた葬儀には、
    3000人もの人がつめかけたそうですが、
    彼自身の親友といえる人は、
    「5人は、いなかっただろう」
    
    トーマス・マンの「魔の山」とか、
    夏目漱石の「草枕」が愛読書だったということは、
    とっくに知ってはいましたが、
    僣越ながら、
    奇妙な親近感を隠すことができません。
    
    彼に関する本を読むと、
    肉体関係も含めて親密な女性は存在したようですが、
    よく言えば禁欲的、
    あからさまに言えばわがままで自分勝手で、
    孤高な男。
    
    ふふふ。
    ぼくにとってグレン・グルードは、
    理想の男に近いかもしれません。
    ただ、決定的な違いはあります。
    それは、
    彼は天才で、ぼくはオバカな凡才だということ、
    です。
    だからよけいに、
    憧れてしまうのです。
    
    つんつん。
    
    
    
    
   




Posted by kimpitt at 16:50│Comments(0)
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