2011年12月13日

「無言歌」  ついに 日本公開へ



    いま、一番見たい映画というと、
    もう、これをおいて、ほかにはありません。
    
    中国映画/王兵監督作品「無言歌」 The Ditch
    
    
    この10年に登場した最も重要な映画監督の1人,
    という人もいて、それはそれなりの説得力をもつ。
    その人、中国のワン・ビン(王兵)監督初の劇映画「無言歌」が、
    12月17日から、
    ヒューマントラストシネマ有楽町で、公開される。
    
    「無言歌」は、中国で、
    いまだに上映禁止となっている作品でもある。
    
    
    ワン・ビン(王兵)作品で有名なのは、
    「鉄西区」。
    これは5時間を超す長編ドキュメンタリーで、
    日本に登場したのは、
    山形国際ドキュメンタリー映画祭において、だ。
    
    そして、なんと、この秋に誕生した新チャンネル、
    「BSスカパー」が、開局記念として、
    山形国際ドキュメンタリー映画祭傑作選みたいな番組を、
    特集し、そのなかの1本として放映されもした。
    (もちろん、録画しました)
    
    
    それで、「無言歌」のことに話をもどすと、
    この公開を記念して、
    初の本格的レトロスペクティブの開催が実現した。
    ただしこれは、10月から11月にかけてだったので、
    いまさら、どうしようもない話なんだけど。
    
    そこで特集されたのは、しめて6本。
    「鉄西区」
    「原油」
    「鳳鳴―中国の記憶」
    「世界の現状」
    「名前のない男」
    「石炭、金」
    
    そして、もちろん「無言歌」も、先行上映され、
    ワン・ビン監督も来日し、
    10月8日の「名前のない男」の上映後に、
    ティーチインを行われたらしい。
    
    
    ぼくは、しばらくは、
    東京へ行く機会がないので、
    見られるかどうかは、わからない。
    
    念のため、ネットで検索してみたけれど、
    「無言歌」のDVDは、
    米国でも英国でも、まだ発売されていない。
    
    なお、ワン・ビンは、自分のことを、
    「仕事以外には楽しみをもたない人間。
    カリスマ性もないし、性格的には、
    もっとも映画監督に向いていないとさえ思います」
    
    1967年、中国西安の生まれ。
    まだ、44歳である。
    
    
    
    
   

「無言歌」  ついに 日本公開へ



Posted by kimpitt at 15:48│Comments(0)
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