2011年12月08日
懲役50年だと 彼は85歳になる
これは、
ギネスに載るほどのものではなさそうだけれど、
珍しい判決があった。
「懲役50年」!
ただし、ひとつの判決ではなく、
同一人に対して、二つの判決があり、
その合計が、「懲役50年」になったというのだ。
被告は、
9人の女性をレ○プしたというから、
ただのセクハラとはいえず、
その罪は重い。
この事件、
なんと、わが静岡県で起きている。
静岡県に、
こういう犯罪を育てる?風土があるとは、
絶対に思えないと思うのは、
身びいきだろうか。
外国では、
たしか戦争犯罪人に対するものだったと記憶しているが、
もはや高齢者になった被告に、
100年だか80年の刑を宣告したケースがある。
終身刑というのもあるはずだが、
あえて80年?にしたところに、
人間の悪・不正に対する激しい怒り・怨念・嫌悪感など、
懲罰意識が強く滲んでいる。
とくに戦争犯罪となれば、
これは罪の重さが尋常ではないだろう。
では、性犯罪ではどうなのか。
とくにレイ○は、
「魂の殺人」とも言われているから、
厳罰にしてしかるべきだろう。
しかし。
35歳の男が50年服役すれば、
85歳。
一般社会と隔絶した世界で、
50年を生きるということを思うと、
気が遠くなりそうだ。
ただし彼は、
それに値する罪を犯してしまったのである。
ただ、その50年間、
彼の生活は、基本的に保証される。
食うに困ることはないし、
医療の面でも心配はないだろう。
そして、それにかかる費用は、
すべて国税で賄われる。
ぼくたちは、罪は断罪するが、
生活は保証するのだ。
なんか複雑な気持ちになる。
Posted by kimpitt at 15:30│Comments(0)