2011年12月07日
それって 逃げてるんじゃないの ?????
わが静岡県では、今年、
教員の懲戒処分が、10件に達した。
責任者のひとりは、
「万策尽きた」と、つい本音をもらして、
批判を浴びた。
たしかに、
そうボヤキたくなる気持ちはわかるけれど、
それを言ったらオシマイじゃん!
このことは、新聞でも取り上げられていたけれど、
そこで関係者や識者が語っていたことは、
ほとんどが「あるべき論」のようなものばかり。
読んでも、
それで改善が可能かどうか、
とても疑わしいと、ぼくは思った。
教員の不祥事件の大半は、
下半身マターである。
それは、論理や倫理による制御が、
とても難しい領域なので、
あるべき論や観念論は、ほとんど役に立たない。
それはそれとして、
処分を受けた教員のなかには、
それを不服として、告訴?している人もいるという。
彼は、男子生徒の体を触り、
自分のものも見せたりしたというのだが、
それを、セクハラ行為ではなく、
指導の一環だと主張しているらしい。
そんなバカな!
と最初は思ったけれど、
しかし、本人は、
マジメな指導のつもりであったのかもしれない。
ぼくの友人で、
障害児施設の指導員をしている男がいる。
彼は、思春期の男の子で、
こっそりエロ本などを読んでいたりする子には、
自分で処理する方法を、
教えるそうだ。
施設長が、そのことを知っているかどうかは不明だけれど、
ぼくは、ひそかに絶句したあと、
彼の努力に敬意を抱いた。
世の中には、
教育システムが排除したり、避けていることで、
人間の生・性にかかわる大事なことが、
いろいろある。
人が生きることには、
けっして「きれいごと」では済まされないことを、
日本の学校教育。社会教育が、スルーしているのは、
完全に「逃げ」ではないのか。
Posted by kimpitt at 16:22│Comments(0)