2014年04月08日

「オン・ザ・ロード」   おお わが青春のレクイエムよ




 
    自由を夢見て 終わらない旅へ。
    自由を夢見て 終わらない旅へ。
    自由を夢見て 終わらない旅へ。
    自由を夢見て 終わらない旅へ。

    
    なんだよ、いまごろ!
    俺のキャッチフレーズを、無断で横取りしやがって、さ。
    

    
    まっ、待てよ。すこし違うかもしんない。
    
    夢見た自由は棄てたけど、
    まだ終わらない旅の続きがある!
    

    けっけっけ、ケルアック!
    けっけっけ、アレン・ギンズバーグ!
    けっけっけ、ウィリアム・バローズ!

    
    
    ジャック・ケルアックが、3週間で書き上げて、
    ボブ・ディランやジム・モリソンに深い影響を与えたという小説、
    「ON THE ROAD」!

    
    しかし、
    ディランやジム・モリソンをあげた以上、
    もうひとり、リストに加えるべき男がいる。
    そう、kimpitt!

    
    kimpitt!は、自称日本人で、
    イエロー・ヤンキーではあるけれど、
    彼もいまだに、
    自由を夢見て 終わらない旅をしたがっている。

    
    
    「僕にとって、かけがえのない人間とは、
    なにより狂ったやつら、
    狂ったように生き、喋り、
    すべてを欲しがるやつら。
    ありふれたことは、言わない。
    燃えて、燃えて、燃え尽きる、
    夜を彩る花火のように・・・・・」

    
    
    ウォルター・サレス監督作品「オン・ザ・ロード」を、
    見た。

    
    うーん。
    なにはともあれ、
    せつなかった。

    
    
    じつは、今年の秋、それも初秋の9月に、
    ぼくたちの絵画グループは、作品展をやる。
    そして、そのタイトルが、
    「ON THE ROAD」
    なんだよ。

    
    無軌道で、それゆえに楽しくみえるけれど、
    こんなに哀しく切ない青春映画は、ほかにはないよなあ。
    

    
     信頼できるかどうかは不明な筋からの情報によると、1957年、ジャ
    ック・ケルアックは俳優のマーロン・ブランドに手紙を送り、ブラン
    ドがディーン・モリアーティ、ケルアック自身がサル・パラダイスを
    演じることを提案した。
     しかし、ブランドはその手紙に反応を示さず、その後ワーナー・ブ
    ラザーズが11万ドルで映画化権を手に入れようとしたが、ケルアック
    の代理人のスターリング・ロードが断った。

    
     ついで、1979年にフランシス・フォード・コッポラが権利を獲得。
    やがて時を経て、1995年、製作者たちは16mmフィルムで白黒撮影する
    ことを計画し、詩人のアレン・ギンズバーグとともにオーディション
    を開催したが、プロジェクトは失敗に終わる。

    
     その数年後、彼らは、イーサン・ホークとブラッド・ピットにサル
    ・パラダイスとディーン・モリアーティを演じさせようとしたが、こ
    れも失敗に終わる。
    

     そして2001年、コッポラは小説家のラッセル・バンクス(英語版)
    を雇って脚本を書かせ、ジョエル・シュマッカー監督、ビリー・クラ
    ダップをサル・パラダイス役、コリン・ファレルをディーン・モリア
    ーティ役で製作しようとしたが、最終的にこれも見送られた。
    

    
     このように、この「オン・ザ・ロード」には、悲劇の歴史が繰り返
    されてきたのだが、それにしても・・・・

    
     マーロン・ブランド、イーサン・ホーク、ブラッド・ピット、コリ
    ン・ファレルなどという候補スターには、なぜ納得させれらる・・・
    てか、いかにもいかにも彼らは、「オン・サ・ロード」的なスターと
    いえる・
     とくに、コリン・ファレル! もし、ぼくがブロデューサーか監督
    だったら、ディーン・モリアーティ役は、彼を於いてほかにはないと
    思っただろう。
     もちろん、あくまで初期のコリン・ファレルではあるけれど。

    
    
     とにかくいまは、この作品について、多くを語りたくしない。 サ
    ウンド・トラックのCDも買ったので、静かにそれを聴きながら、ぼ
    の青春をレクイエムしたい。

    
     以下は、そのCDに収録されている曲たち。最後に、ケルアック自
    身による朗読がついているのも、泣かせるね。
    

    
    スウィート・シックスティーン
    ロマン・キャンドルズ
    イップ・ロック・ハラシー
    レミニセンス
    ミーン・アンド・エヴィル・ブルース
    ラヴィン・イット
    オープン・ロード
    月夜の小舟
    コ・コ
    メモリーズ ̄アップ・トゥ・スピード
    アイヴ・ガット・ザ・ワールド・オン・ア・ストリング
    ザッツ・イット
    キープ・イット・ローリン
    ソルト・ピーナッツ
    ヒット・ザット・ジャイヴ・ジャック
    ゴッド・イズ・プー・ベア
    デス・レター・ブルース
    アイ・シンク・オブ・ディーン
    ジャック・ケルアックによる「オン・ザ・ロード」の朗読
    
    
    
    




Posted by kimpitt at 17:34│Comments(0)
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